イノベーション・オブ・ライフまとめ 序講・1講

まとめ1

序講

序講では、これからの核となる「理論」とは、どういったものか?を学びます。英語ではTheory(セオリー)。こっちの方がしっくり来ますね。

「理論」とは「何が、なぜ、ものごとを引き起こすのか?」を説明してくれるもの。

「理論」さんは、将来の機会や、起きる可能性が高い事を予測してくれる、賢明な選択をする手助けとなるツールです。

これをやれば間違いない!というものではなく、決断の場面で使用できる道具、ということですね。

1講 羽があるからと言って・・・

一般に、将来を予測する最良の方法は、決定を下す前にできるだけ多くの情報を収集することだと考えられている。だがこれは、バックミラーだけを見ながら車を運転するようなものだ。データを入手できるのは、過去のものごとに関してだけだ。

株式投資においても、チャートの分析やファンダメンタルズの分析がありますが、これも過去のデータだけを参考にして、未来を予測するものですね。

銘柄分析をしていて、何となくひっかかるものがあったのは、この辺りなのかもしれません。いくら上手に財務分析をしたからと言って、大きく伸びる株を必ず買える訳ではないですからね。。この本の理論は、投資の考え方にも参考になるなぁ、と思いながら読みました。

さて、「理論」の説明で分かりやすい例題が、タイトルの「羽」に関する話です。

たとえば人間による飛行の試みの歴史を考えてみよう。初期の研究では、飛行能力と羽や翼の有無との間に、強い相関性があることが発見された。人が翼を腕にくくりつけて空を飛ぼうとする物語は、何千年も前からある。鳥が空高く舞い上がれるのは、翼と羽をもっているからだと考え、それをまねたのだ。

飛んでるものって、羽や翼があるじゃん!だから、羽をつければ飛べるんじゃね?という、昔の話ですね。相関関係はあくまで、相関関係です。メガネをかけている人が100%目が悪い訳ではなく、中には伊達メガネで変装している人だっています。マスクをつけていても、ノーメイクを隠したいだけかもしれません。

それをまねて翼を腕にくくりつけ、大聖堂から力一杯羽ばたいて飛び降りたとき、どうなっただろう。失敗したのだ。

誰でもご存知の通り、羽や翼があるだけでは飛べません。飛行能力と羽の間には、高い相関性がありますが、必ず飛行を可能にするものではありませんでした。相関性の高いものを見つけるだけでは不十分ということです。

人間による飛行に真の突破口を開いたのは、よりよい翼をつくることや、より多くの羽を使うことではなかった。大躍進をもたらしたのは、オランダ生まれのスイス人、ダニエル・ベルヌーイと、その著書『水力学』に示された流体力学の研究だ。

羽(物体)に流体がある速度であたると「揚力」が発生するという、因果的作用の発見により、人類は飛行できるようになりました。何かを決断するときに自分が判断材料としているものは、相関性か?因果的作用か?これを自分に問いかけることが大事ですね。

簡単な解決策は魅力的だが、世間一般に広まっている方法のほとんどは、せいぜいいくつかの事例を根拠にしているにすぎない。人生の難問に答えを出すには、「何が、何を引き起こすか」を深く理解することが欠かせない。

とても大事な考え方だと思います。投資でも、ついついPERが低いから割安じゃん。ROEが高いから高収益で将来株価が上がるじゃん、と判断しがちです。これらは確かに指標として貢献することもありますが、完璧ではなく、相関性に分類するものかなと思います。

「株価は長期的には価値測定器だ」というバフェットの言葉通り、株価があがる因果的作用は、企業の持続的な成長、すなわちお客さんの期待に答える製品やサービスを提供することだと思うのです。

お客さんが必要とする製品やサービスを誠実に提供する。利益が増える。利益が増えるとPERが下がる、ROEが上がる。低PERや高ROE株は投資家に注目され、株価が上がって行く。

源流の良い企業活動自体が、因果的作用だと思います。

悪い企業活動・・・ワタミや三菱自のような事をやっていると、あっという間に株価が下がりますね。

もう少し後の章では、「じゃあ良い製品やサービスってどういうもの?」という問いに答えてくれるような「理論」も登場します。

序講、1講のまとめ

人生のむずかしい判断には「理論」を使おう。

理論とは「何が、何を引き起こすか」を説明してくれるものだ。

おわり

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