【株分析】株主優待が宝くじ。マサル

かずにゃん
今回の分析対象はマサル。
株主優待が宝くじという、珍しい企業です。
今回は私が分析担当です。

基本データ

銘柄: 株式会社マサル【証券コード1795】
分析日: 2016年2月15日
分析時日経平均: 16022円
株主優待: あり(宝くじ10枚) (株)マサル【1795】:株主優待 – Yahoo!ファイナンス
分析資料: マサルHP、有価証券報告書、会社四季報2016年1集 新春号

事業概要

設立は昭和32年と古いです。

建設業界に位置づけられます。
マンションの防水工事、リニューアル工事が事業の柱です。

外壁防水でトップ。都内の高層ビルの8割の施工を担当とのこと。

防水工事は、ある程度の年数で劣化しますから、定期的メンテナンスが必要です。景気に合わせて受注は増えるが、人員を増やして固定費を上げると、不景気時に苦しいので拡大もできない。。というジレンマを抱えているかもしれません・・・(妄想)。

ウチの会社も最近、雨漏りするんですよね。。
梅雨が怖いです。

大手べったり?

販売先は鹿島建設や大林組といったスーパーゼネコン。この2社にとっては「とりあえず大きいマンションの防水工事はマサルに依頼しておけ」という感じでしょうか・・・。ブランドというよりは、ニッチ産業のトップ、というポジションを確立した会社に思えます。

長年培った技術力

防水工事のノウハウや特許は、歴史があるだけあって、豊富のようです。

企業で研究開発していると、特許って意外と簡単に取れるのですが(僕は2年前に7件出して、全部審査中です。。特許審査期間は長いのです。)、ここは特許がそのまま事業にしっかりと結びついているような感じもします。WEB上でしっかりと紹介されていますね。

業界動向

景気動向に引っ張られるでしょう。
不景気になったら、防水工事は優先順位として後回しになりそうです。
極端な話、雨漏りしてもバケツ置いておけばなんとかなる。。なんて。

とりあえず2020年の東京五輪までは建設業界はそこそこ安泰でしょうし、ニッチにハマった企業は食いっぱぐれはしないと思います。歴史も長いですし。

あと最近、台風とか水害が凄いし。

ファンダメンタルズ分析

売上高純利益率

昨年こそ1.7%ですがそれまでは0.5%前後。
相当、効率は悪いですね。

西暦 売上高 純利益率
2005 1.3%
2006 0.6%
2007 1.5%
2008 0.8%
2009 -0.9%
2010 0.5%
2011 0.5%
2012 0.3%
2013 0.2%
2014 1.7%

ROE(自己資本利益率)推移

ここ10年の中で、高くても2007年の5.6%。
その後はリーマンショックのあおりをうけてか、0.6〜1.5%あたり。
昨年、ようやく4.5%程度に回復しました。

ぶっちゃけ、低いですね。

西暦 ROE
2005 4.5%
2006 2.1%
2007 5.6%
2008 2.8%
2009 赤字
2010 1.5%
2011 1.3%
2012 0.9%
2013 0.6%
2014 4.5%

EPS推移

ROEと同様ですね。
2007年を最後にガタガタとさがり、1株3.68円まで下がりました。

昨年は回復して、28.73円。

西暦 EPS
2005 27.6
2006 13.3
2007 35.8
2008 18.3
2009 赤字
2010 9.6
2011 8.5
2012 5.6
2013 3.7
2014 28.7

・・・有価証券報告書と四季報のデータって、全然合わないんですけど何でですかね。
僕の調べ方が悪いんでしょうか。。

財務基盤

最終年の 有利子負債/利益 は4.12。
負債を返済するのに、4年分の利益が必要と。

自己資本比率は40%くらいなので、まあそんなに危なくもないですが、誉められたものでもない、、という感じでしょうか。

建設系は日銭が入って来ないので、売り掛けサイト的にどうしても借り入れは必要になってしまうのでしょうね。

株式発行

ここ10年、株式発行数は増えていません。
まあEPSの希釈を恐れるほど、薄まるEPSも無いのですが。。

キャッシュフロー(単位:千円)

営業CFはバラつきがありますね。
こういう企業は業績を予想しにくいです。

西暦 営業CF 投資CF 財務CF
2005 -5311 -26493 38537
2006 251301 -9917 -386674
2007 346122 -49361 -209472
2008 -185949 60501 144663
2009 72460 65215 -117193
2010 388265 -15758 -394574
2011 220921 43433 32630
2012 -344021 162122 152413
2013 -104482 -41398 -19350
2014 251346 129485 -259169

ウォーレン・バフェット氏が安定した業績の企業を好むのは、こういった予想がつきやすいからですね。

調べれば調べる程、なんで自分はこんな株を持ってるんだ?という気になってきます。。

利益の再投資と株価

配当性向は20〜40%をうろうろ。
その残り、つまり利益の中で企業の成長に再投資される分は60〜80%です。

西暦 配当性向
2005 14.5%
2006 30.2%
2007 22.4%
2008 32.9%
2009 赤字
2010 41.6%
2011 47.2%
2012 72.1%
2013 108.7%
2014 24.4%

安西先生が谷沢龍二にかけた言葉「まるで成長していない・・・」が浮かびます。

もともとROEが良くて5%で、そのさらに6割が再投資に回されるということなので、株主資本に対して3%くらいしか会社の成長に貢献できていないということですね。。

株価予想

BPSが安定して600円ちょっと。
建設会社の下請け企業はPBR0.5〜0.6倍なので、BPSから予想した株価は、350円〜450円くらいが妥当ですね。今の事業だけでは、特に成長は見込めません。

西暦 BPS
2005 612.3
2006 627.1
2007 655.6
2008 660.0
2009 614.3
2010 627.6
2011 631.8
2012 625.0
2013 628.8
2014 652.3

景気の波に合わせて、プカプカと上がったり下がったりするのが続く・・・という感じでしょうか。

テクニカル分析

株価は人気投票。参考程度に見ましょう。

長期チャート

チャートだけ見る人は「数年来の新高値更新だから上がる」みたいな話をしそうですが、ファンダメンタルズを見る限り、とても成長しているとは思えないので、単にアベノミクスの全面株高に乗っただけ、という感じですよね。。

マサル長期チャート/
引用元:(株)マサル【1795】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス

短期チャート

流動性が低いので、動きが少ないです。
寄り付かないこともしばしば。

マサル1年チャート/
引用元:(株)マサル【1795】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス

まとめ

今後、「ずっと触らないお金」を銀行に預けておくくらいなら、安値の時に買ってもよいかも、ですね。値上がり利益は全く期待できませんが、宝くじが届くという楽しみができます。

ちなみにサマージャンボ宝くじの期待値は1枚、-157円みたいです。
宝くじの賢い買い方は? ~期待値と標準偏差から考察~

1枚買うごとに、157円損するということですね。数学的には。
で、僕は自分で宝くじを3000円分買って、1570円損するのは嫌なので、マサルに代理をしてもらうことにしました。

宝くじはギャンブルと理解した上で、なるべく自分のフトコロが痛まない形で参加したいと。。

リスクは関東大震災。起こってしまったら「クソ暴落する」ので、その時に買い増して購入単価を下げるのも良いかもしれません。生きていれば。

僕は3000株持っているので、年に2回、宝くじが届きます。
このブログで結果も報告していきますね。

ねこ研究員
ブログのネタ作りのために、
この株を買ったんじゃ・・・

おわり

ブログ村ランキングに参加中です!レッツポチポチ!
にほんブログ村 株ブログ 株日記へにほんブログ村 株ブログ 株主優待へ


スポンサーリンク
336
スポンサーリンク
336

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。