【分析】「バフェットの銘柄選択術」で、ファーストリテイリングを分析してみる

今回は、「バフェットの銘柄分析術」に載っている手法で分析してみようと思います。

分かりやすい所で、まずはファーストリテイリングを題材にします。

企業分析

1. 消費者独占企業か?

定義

消費者独占企業とは下記のように定義されています。

  • 高いブランド価値がある
  • 強い市場支配力をもつ
  • その企業から買わないといけないような製品をもつ
  • 収益性が高い

ブランド価値はいわずもがな。
どこのショッピングセンターにもユニクロが入っていますね。

ただ、服飾はライバルの多い業界なので、完全な消費者独占とは言えないかもしれません。経営者が優秀で、かつ低コスト体質だから繁栄している、トップクラスのコモディティ企業かもしれません。

2. 事業内容は理解できるか?

これは説明不要。

3. 20年後も陳腐化しないか?

現状では問題無さそうです。

ただ経営者の柳井正さんが飛び抜けて優秀なので、もし退任するようなことがあれば先行きは分かりません。

ユニクロの一番の強みは、コストパフォーマンスですが、最近は企画商品開発も優れているので、人気は続くことでしょう。

4.コングロマリットか?

グループ事業も服飾系ブランドなので、他業種は取り込んでいません。分析する必要はあまり無い?

5.EPSは安定して増加しているか

西暦 EPS
2006 397.38
2007 311.98
2008 427.38
2009 488.96
2010 605.99
2011 533.93
2012 703.62
2013 1026.68
2014 731.51
2015 1079.42

1株当たりの純利益を表すEPS。
リーマンショックにも動じず、ここ10年でEPSは397円から1079円に増加しました。

複利ベースだと、年率10.5%の成長。

まあまあ良いですね。

EPSベースで計算した10年後の予想株価

このまま成長すると、10年後予想EPSは2932円です。

ここ10年の平均PER29倍をかけてみると、
10年後の予想株価は85030円になります。

現在の株価37420円で購入すると、年率8.6%複利ですね。
あまり旨味はないかな・・・

6. 安定的に高いROEか?

西暦 ROE
2006 17.7%
2007 13.2%
2008 16.6%
2009 19.2%
2010 21.6%
2011 17.3%
2012 18.3%
2013 18.3%
2014 12.1%
2015 14.7%

平均ROEは16.9%。
まあまあ高い部類ではないでしょうか。
ここ2年、下がり気味なのが心配。

7. 強固な財務基盤を有しているか

2015年のデータを見ると、
長期負債は966億5800万。
当期純利益は1100億2700万。

負債/利益は約0.88年。

借金は1年かからずに全て返済できるということですね。
非常に優秀と思います。

8. 自社株買いに積極的か?

10年前よりも株式発行数が増えています。
それでもEPSを増加させているのだから、利益を押し上げる力が強いということでしょう。。

でも、株主価値最優先ではありませんね。

9. 製品の価格がインフレ率を上回っているか?

長らく日本はデフレで物価は上昇していませんので、当てはまりませんね。。

株価分析

1. 相場、景気、一時的な不振で株価は下落しているか?

中国ショック等の暴落で、かなり下がりましたね。
でも未だにPERは35倍程度と、少し高めな気がします。

2. EPS成長率と国債利回りを比較しよう

日本国債の利回りは0.24%なので、やる意味ないですかね。
バフェットの銘柄選択術が書かれた時とは、時代背景が違います。。

3. 株を疑似債券と考え、期待収益率を計算しよう

使用するのは、全て2015年決算ベースの数字です。

BPS=債券の額面:7366円
EPS=利子:1079円
ROE=利率:14.7%
の債券として考えます。

配当性向は32.4%なので、
ROE14.7%の内、内部留保に使われるのは9.9%です。

10年後の予想株価(疑似債券ベース)

PER19倍(ここ10年の最低)の場合:
株価:53002円
期待収益率:3.5%(複利)

PER45.6倍(ここ10年の最高)の場合:
株価:126540円
期待収益率:13%(複利)

まとめ

バフェットの銘柄選択術をベースに、計算してきました。
時代背景が違い、使いにくい指標があります。(国債とかインフレ率とか)

全体的な所感としては、ファーストリテは少し買われ過ぎの感があります。

2015年くらいの高いPERを維持できるとはあまり思いませんので、今の金額に投資するには旨味が少ないような。

BPSベースの予想も出したのですが、PBRが高すぎて(2015年決算時でPBR6倍)、とんでもない数字になりました。

「銘柄選択術」の中では、BPS=株価(PBR1倍)として計算を進めている所があるので、ファーストリテイリングみたいにPBRが5倍とか6倍となると、結果がとんでもない高額になります。この辺りの調整は難しい。

バフェットが消費者独占企業を好む理由の1つは、EPS、BPSの増加やROEが安定していて、将来のメドが立ちやすいことです。しかし情報化社会の弊害か、美人投票で株価がとんでもない数字になってしまうことが多いので、その辺りも注意が必要ですね。

目標達成までには?

私は今32歳で年収600万くらい。
年収600万を利子2%で稼いで不労所得暮らしをしようとすると、資産3億円が必要です。

40歳までに3億円稼ごうとすると、年率30%複利で運用しないと貯まらない計算なんですよね。うーん、チビシー。

50代前半で早期退職できれば良いですかねぇ。

おわり

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