古い企業と人間は「デザイン」を理解できない?

TBSの「がっちりマンデー」を見ました。
ベネッセや星野リゾートの社長さん達が出演していました。

特集の中で、オフィスの設計を行う「ツクルバ」という企業が紹介されていました。この会社の特徴は、デザインが良い所とのこと。

フリマアプリの会社であれば小さな棚をいっぱい用意してオブジェクトを飾ることで、フリーマーケットの品揃えを表現したり、日本交通の新オフィスには、エントランスにタクシーを置いてみたり。

このデザイン。簡単に言いますが、企業におけるデザインの存在や本質を理解することって、意外と難しいんです。

企業におけるデザイン

自分の勤める企業はけっこう老舗です。伝統があることは良いことですが、逆に「デザイン」に関する理解度が足りません。特に、設計側のオジサンは顕著。中には営業さんでも分からない人もいます。
製品のデザインが良ければ売れる、デザインが悪いから売れない・・・なんていう、単純なものではありません。

僕の勤め先はデザイン専門の部署を持っています。
そこのデザイナーと会話していると、設計者とは考え方が全く違います。
喋っている言語すら違うような感覚に陥る時もあります。

僕なりの考えでは、デザインは、製品やサービスのコンセプトを表す「手段」です。デザイン単体の善し悪しで価値を持つようなものではありません。それはデザインではなく、アートです。

デザイナーさんからよく聞く話で「商品コンセプトが決まっていないので、デザインのしようがない」というものがあります。

商品コンセプトというのは、その商品の「価値」そのものです。
マーケティング用語では「核心価値(コアバリュー)」なんて言いますが、要するに「お客さんが財布からお金を出す動機そのもの」です。

例をあげてみます。

お金を出す動機の例:ダイヤのアクセサリ

いきなり「ダイヤを使ったアクセサリをデザインしてください」と言われても、デザイナーは困りますよね。

「ダイヤで希少価値があるから」という理由だけで、ダイヤのアクセサリにお金を払う人はいないでしょう。そこで「価値」つまり「お金を払う動機」が登場します。

「プレゼントなので控えめなものがいい」という人もいれば「セレブ感を自慢したいからできるだけ派手に」という人もいます。

商品にその動機を明確に持たせてはじめて、デザインに進めるのです。
それが決まってもいないのに「まずはちょっと絵を描いてみて」なんて、企画屋の人は言ったりします。無茶ぶりですよね。

つまるところ、デザインとは

商品の価値がお客さんに伝わるように、具現化する事がデザインです。
どうすれば、コンセプトがお客さんに伝わるか?を表現する事がデザイナーの仕事です。

この辺りの関係性を理解できない人が、特に古い企業には多いです。そして最後には売れない事を全て「デザインが悪い」で片付けたりします。
いやそもそも、どんな価値をお客さんに伝えたいと思っているか、明確に決まっていますか?と。。

その点、今回の「がっちりマンデー」は見ていて感心しました。
デザインは重要だという話が出た時に、経営者の方々が深く頷いていたからです。

特にベネッセの原田さんですかね。そこそこ高齢ですが、身に染みて理解しているような感じでした。その辺りを理解できていないと、現代では良い経営者になれないのでしょう。。

日本マクドナルドの内装について

デザインと言えばもうひとつ。業績不振の日本マクドナルドが、店舗の内装デザインを奇抜な感じに変えていましたね。僕はあれは単なる無駄だと見ています。何がしたいか全く分からないし、伝わらない。。あんな事にお金をかけるなら、他にやることがもっとありますよね。

「今はデザインが重要な時代だから」と表面だけ捉えて、とりあえずいじってみたようにしか見えません。。

カサノバ社長はもう、どうしたら良いか分からなくて四苦八苦している表れじゃないでしょうか。。そんな事が、企業のデザインに対して取り組む姿勢から感じ取れますね。

株式投資と関係

株式投資をするにあたり、その会社の扱う商品デザインの善し悪しを見るのも良いと思います。パッとみて「あ、なんか良いな」と思うものがあった場合、あなたに伝わるように、「刺さる」デザインを考えている、優秀な企業かもしれません。

おわり

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